いろいろな出来事がありましたが、みんなロマノがかかわってたのがおもしろかったです。

　〈サム登場〉
　新メンバーの看護師サムが登場。美人だし、性格もさっぱりしていて、好感がもてます。インパクトのある登場シーンのしめが、ロマノのひとこと「勇敢だなあ。ここで働かんか」
　ロマノはサムが気に入ったみたいですね。美人で仕事ができる。サムのこのせりふには爆笑。「先生私の元カレにそっくり……死んだわ」

　〈ルカ復帰〉
　今日からルカはカウンティに復帰。ロマノは「あいつまだ生きてるのか」と毒舌ぶ〜でしたが、ルカの仕事ぶりを見て、「みんなアフリカで修行して来い」。これはたぶんロマノのほめことばとしては、最上級の部類に入るのでは？なのに、下敷きになった腹部挫傷患者の治療の時には、アビーに挿管させようとするルカに「アフリカのターザン野郎」とまた毒舌ぶ〜(笑)

　〈アビー復学〉
　プラットが３時間半も待ってた外科医が、復学したアビー。「ハロウィンの仮装にはまだ早いぞ」ロマノはアビーにつらく当たります。これは、長年外科医をやってきた自分が、ＥＲでは外科医として認められないのに、アビーの診断が認められるから、腹が立つのかな。プラットとのからみもあったし、やつあたりかも。やつあたりとすれば、ロマノは腕をけがしてから、他の外科医に対して敵意を持ってるみたいで、いつも悪口言ってますが（今日も言ってた）、それでアビーにやつあたりかな。アビーを見つめる目が悲しそうでした。うらやましいのかもしれませんね。自分はもう外科医できないから。

　〈ユタ・アーム〉
　新しい義手の使い方をすっかりマスターしたロマノ。かなり苦労したはずですが、それを感じさせないのが、ロマノの美学なんですね〜。子どもみたいにうれしそうで、ほほえましかったです。『ＲＯＢＯ　ＤＯＣ』ってみんなが言ってたのは、Paul McCraneが『ＲＯＢＯ　ＣＯＰ』に出演してたからだろうな。

　〈プラットとの確執〉
　あいかわらずプラットとはもめてますが、どう考えてもプラットがいけないと思うけど。ロマノびいきなので、私の目はゆがんでるんでしょうか？
　ＥＲ部長として、ボードをたびたびチェック。全体に気を配っているロマノですが、プラットが診察２号の患者を３時間半もそのままにしていることにクレーム。それにいちいちさからうプラット。外科医の診断を待っているというので、診断をつけるロマノですが、それをプラットはがんとして受け入れない。いつも不思議なんですが、ロマノは腕をけがして手技ができないだけで、外科医の診断はくだせるんだ。なぜ、みんなそれを無視するんだろう？アビーの腹部挫傷のときもそうです。ロマノはさっさとオペ室へ送れって言ってましたが、聞き入れられません。

　足の傷を縫合したロマノのやりなおしをするプラット。ロマノは右手は使えるので、糸を左手で支持できれば（義手でちゃんとやってましたよね）、お手のものでしょう。『かっこうだけ』ってことはないと思います。つっかかるし無礼だし、「俺は俺のやり方でやる」って言ったりしておかしいぞ。ロマノはＥＲ部長なんだし。ロマノがおこるのも無理はない。でも、プラットかわいそう、ロマノに目の敵にされてとか思われてるんだろうな(^_^;こうやってロマノの嫌なヤツ度がずんずんＵＰしていく(−−〆)

　〈その他〉　
　『バーミンガムの殺し屋』こういう言い方は、さすがロマノ先生(^^)
　ガラントとプラットの区別がつきにくい。『ちょびひげがまぎらわしい』自分もひげはやしてるでしょうが。お願い、そって、かわいくないから。

　『バーミンガムの殺し屋』コーデイ先生は、ドーセットに奥さんがいたことを知って大ショック。ドーセットはエリザベスが奥さんに電話するんじゃないかとびびってましたが、なんちゅ〜カス男じゃ(−−〆)
　アビーとのラウンジでの会話、とってもよかったです。エリザベスってかわいい人なんですよね。

　スーザンは良かれと思ったことが裏目に出て、キツイことになってしまいました。ホーランドも心配だし。

　モリス、帰ってくんなよ！

　ルカはアフリカから帰ってなんか変わりましたね。でも、あの治療方針。無駄な検査はしないでさっさと診療。は他のスタッフともめそう(^_^;
　「お安いさ用さ」をケリーに「ご用」とつぶやかれてましたが、原語だと”a piece of pie"を”cake”ってつぶやかれてました。（”a piece of cake”で『楽な仕事、朝飯前』っていう意味）ルカってばやっぱりガイジン(笑)

　ニーラの好感度、ダウンでしょうか？

第６話　「より良き選択」（ＴＨＥ　ＧＲＥＡＴＥＲ　ＧＯＯＤ）
　わんこがかわいかったです(^^)

　ロマノが首筋つかんでましたが(^_^;

　でもあのわんこ。ＥＲ内と、スーザンとホランダーが抱いて歩いてるシーンとでは、違うわんこじゃなかったですか？歩いてるときの方が大きいし、色もベージュが濃い気が。

　ルカとロマノといえば９−１１、医療ミスで死なせてしまった患者の母親と話をしていたルカに釘を刺すシーンが印象的でした。
　　「いいか、自分を叱責するのは自由だが、母親に罪を認めたら、誰がつぐなう。お前じゃあない。車をくれてやるか？彼女の弁護士が病院を相手取って、何千万ドルの訴訟を起こすんだぞ。その金はどこから出る。人件費のカットに器具の節約。割り食うのは患者だ。お前が口を滑らせると他の患者をもっと傷つけてしまう」
　こんなふうに、理詰めで言えばいいのに(^_^;ルカがこのとき死亡症例検討会で、潔く自分の非を認め、いっさい言い訳をしなかったことを、ロマノはたぶん気に入ったんだと思います。仕事もできるし、ドクターとしての腕もみとめてる。だからルカに対しては、あれでも彼なりに友好的っていうかソフトなつもりなんでしょう。

　その２「次はカウガールか」
　
　先週に引き続きアビーをいじめてます。これはもう嫌なヤツ度ＵＰしまくり。弁解の余地ないですよね(^_^;しいて言えば、自分が外科医なのに、外科からアビーがやってきて診断することへの反感ってことなんでしょうが。それでもひどいな(^_^;あっちへ行け、こっちへ来いだし……。こういういじめ方って、前はしなかったんだけど。まあ、最近人格変わってるから(^_^;

　その４「上につれてけ」
　
　これはアビーが悪いと思う。ロマノは外科医として先輩なんだし。ロマノがつけた診断を信用してないってことで、そりゃあおこられるよね。試験開腹しないと敗血症で死んじゃうっていう重患は、外科へ回して当然でしょう。
　でも、これもいじめの一環としてとられちゃうんだろうな(^_^;

　その５「自然淘汰って言葉を知ってるか」
　
　２４週の未熟児をどうするかということなんですが、ロマノはルカと同意見。６−１７で植物状態の患者にセントラルラインを入れちゃったケリーを謹慎処分にした、あのころと首尾一貫した考え。でも、やっぱり言い方がいやみったらしいから、みんなの反感をかっただろうな。まあ、エリザベス以外には理解されないまま死んじゃうってのは、とってもロマノらしいです。
　赤ちゃんを助けるべきかどうかは意見が別れるところですが、難しい問題ですよね。

　アフリカ帰りのルカは先週に引き続いて、無駄な（と彼が思う）検査や治療はしないって方針で突き進んでますが、来週あたりこけそうです(^_^;それにしても、ルカも性格がころころ変わりますよね。毎シーズン別人です。かっこいいのはかわんないけど(笑)
　『あんたは人の意見を無視して、自分でやる』ってプラットに非難されてましたが、プラットに言われたらおしまいの気がする(爆)
　ゲーム……アフリカで本物経験したでしょうが(^_^;格闘ゲームなんかやってるけど、シューティングじゃないからよいの？

　サムの息子が糖尿病だなんて、本人が言わなきゃわかりっこないよ。

　プラットはずんずんいいやつになってる。陰謀じゃ（何の？）。ガラントはどこへ行ったんでしょう。

　チェンとクープがいいかんじ。でもいいかげん手近で付き合うのはやめてくれ。

　早産のママはＴＷＷのマロリーですね。こんなところに、あんな人が。

　スーザンのママって死んじゃったんだ。

　ニーラ嫌われてるよ(^_^;

第７話　「死と税金」（ＤＥＡＴＨ　ＡＮＤ　ＴＡＸＥＳ）
　ロマノ、とうとうお尻にさわってセクハラですか(^_^;まあこれも、『陰謀』のひとつなんでしょう……。

  『陰謀』っていうのは、『ロマノなんて死んでもいいやあんなやつってみんなが思うようにしよう』作戦のことです(^_^;

　もともと、シーズン９でロマノの腕をけがさせちゃった時点で、ロマノってキャラの行く末は決まってしまったんだと思います。口は悪いけど腕はぴかいちっていうのがウリのロマノからメスを取り上げてしまったら、毒舌だけが残りました。外科医の彼は、ときどきＥＲにおりて来るだけだったんですが、何を血迷ったかＥＲ部長に降格。毎回ＥＲにいることになってしまったのです。

　毒舌をまき散らし、見事な手技を見せて風のように去っていく。それがスパイスとしての彼の持ち味でした。でも手技ができなければ、ただの毒舌吐き。出ずっぱりではあくが強すぎて、不協和音の原因に。

　はっきり言っちゃうと、ロマノはお荷物キャラになってしまったというわけです。ストーリー展開上、ロマノはいらない。殺しちゃおう→でも、ただ死なせるのはもったいない→１１月のスイープスの目玉にしよう→どんな死に方がいいかな→そりゃやっぱりスイープスだからな→ここはばばんと→ヘリの下敷きってのは？→いいね！それ！→そうしよう、そうしよう→双子葉植物

　っていうのは全部私の想像ですが(笑)でも、

　殺しちゃおう→じゃあみんなが、死んでもいいやあんなやつって思うようにしよう

　っていう『陰謀』はあるかなって思います。シーズン９からロマノは管理職としても外科医としてもダメなやつってキャラに変わってるし、今シーズンはひたすらいやなヤツに成り下がってます(T_T)

　『陰謀』のパターンはいくつかあって

　意味のない毒舌、暴言、やつあたり。
　特定キャラに対するイジメ。（プラット、アビー）
　セクハラ。
　人気キャラ（スーザン）によるロマノ批判（今回はこれが新たに加わりました）スーザンが「やなヤツ」とか「セクハラは許せない」とか「ママにも嫌われて育ったの」とか「やつあたりね」とか「どうしてそう人をこきおろしてばかりいるんですか！」とか言うと、１７５３２９６８４１人の視聴者が、「そうだよな〜、やっぱやなやつだよ」「サイッテー！」「ウザイ、うせろ」と思うわけです。

　今日はＸデー直前だけあって、もう『陰謀』だらけでした(^_^;

　まず、セクハラ。『おさわり』をしたことがないのでわかりませんが、感覚のない左手でさわって楽しいものなんでしょうか？
　「きゃあ！」って言わせて、「誤作動だ。のぼせるな」が言いたいっていうのはあるかもしれない。これはいけない子ちゃんなので、サムがどついたのはわかるけど、義手を引っこ抜いちゃうことはないと思うな。まして、スーザンみたいに取り上げるってのはいけないと思う。それがないとロマノは仕事ができないんだから。その上、隠して長らく返してあげないなんて、言語道断です。

　手を返してもらえないのでロマノは怒って毒舌まきちらしなんですが、それは当然だと思うよ。ぶかっこうな代わりの義手をつけて、プライドもズタズタになってると思う。そんなロマノを、ひどい人だって言う資格はないと思うな。そもそも、腕をなくしたロマノの気持なんて、エリザベス以外は誰も考えてくれてないでしょ。

　チェンが急にシフトを抜けた穴埋めを、ロマノが文句も言わずに引き受けても感謝すらしないし。エイズが発病してることがわかって、ロマノが告知した患者さんについて、モリスが不用意なことを言ったから、ロマノが「うるさい」って言ったのに、「（レイプ検査の）やつあたりね」って言ったり、ひどいのはどっちだよって思っちゃいます。

　気が滅入るシーンが多かったですが、エイズが発症しちゃってた患者さんとのシーンは、ひさびさのいいシーンで、うれしかったです。

　患者の検査結果が出たって言われて、プラットに押し付けようとしたけどかなわなかったロマノは用紙をひったくります。で、目を通して、顔色が変わる。ちょっとぼうぜんと立ち尽くし、かぶりをふった後、患者に静かに告知。無言の患者に「聞こえたのか？」患者が「ああ、ありがとう」と差し出した手を、がっちりと握ります。「死んだら楽になるさ」患者の言葉を背に、去っていくロマノ。よかったな〜(^^)『ドクター・ロマノ』を久しぶりに見た気がします。

　ルカは今日も変(^_^;とうとうエリザベスと激突。盲腸が穿孔するより、検査した方がいいと思う。しかし、ルカはどこへ行くんだろう。前も書いたけど、性格変わりすぎ。

　クソガキアレックス(−−〆)サムも子どもをＥＲでちょろちょろさせるなんて、おかしいぞ。ちゃんとしつけしろよ。

　ガラントが出て来た！と思ったら、悲しい結果に(T_T)

　スーザンはとってもきついことに。あのわんこはどうなるんでしょう(T_T)
　
　プラットいい人になりすぎ。

　女性キャラがみんなアビーと急速に仲良くなってくのはなぜ？次のＥＲを担うのは君だ！から？

  以前向こうのファンサイトで、ロマノ役Paul McCraneのお兄さんがＥＲ１０にエキストラ出演してるって読んだことがあります。（元記事をさがしたんだけど、見つかんなくて(^_^;）カウンターのところのパソコンの前に座ってるっていうのだったと思うんですが……ちなみに〇ゲてはいないそうです(笑)

第８話　「悪夢再び」（ＦＲＥＥＦＡＬＬ）
　ばかやろ〜〜〜〜〜〜〜っ！

　取り乱して感想書けないんじゃないかなんて思ってましたが、そんなこともなく。あきらめと、ちょっと安ど（もうロマノのかわいそうな姿を見なくてもすむし）、放心etc.……でも、最大の感情は『怒り』でしょうね。あまりの怒りに、心がしんと冷えてます。怒りっていうと黒いイメージがあるんですが、それを通り越して白く輝いてますな。涙なんてひとっつぶも出ねえぜ。

　ロマノが死ななければならないっていうのは、よ〜くわかってます。ファンとしては死んでほしくないけど、はっきりいって、ロマノはＥＲのお荷物。もうどうしようもないとこまできてました。原因は腕をけがさせちゃったからですが、それはもうくどいので、ここでは言わない。

　ファンとして最後に望むのはなにか。いい死に方をしてほしい。これに尽きるでしょう。いい死に方ってのは、尊厳のある死ってことです。そのキャラに敬意を払って死なせてもらいたい。

　シーズン４からしか見ていないので、亡くなったスタッフといえば、ルーシーとマークになります。

　ルーシーはあまりにも突然で、しかもむごい死に方でしたが、それでもロマノとエリザベスが必死に助けようとしたり、亡くなってしまってロマノが器具を引っくり返したり、ロマノが遺体を縫合するのをケリーが手伝ったりといいシーンがたくさんありました。ルーシー自身も、「ありがとう」って言えて……。すごく悲しかったけれど、ルーシーらしい亡くなり方でした。

　無意味な（と彼が思う）治療はしない。と自分できめたマークの死は、再発、告知、ＥＲを去り、ハワイでの最期と、何週間にもわたって、本当にすごくつらかったです。でも、父親としてのつとめを果たしたあとの、安らかな旅立ちは、やっぱりマークらしかったです。彼の死を知ったスタッフの様子とか、あの手紙とか、彼のことを思うみんなの気持がすごく伝わってきました。

　それに比べてロマノの死に様は、あまりにもひどすぎます。いきなりっていうのはかまわない。マークのとき悲しすぎたし、ロマノのキャラには似合わないです。

　でも、ヘリコプターの下敷きは、絶対におかしい。馬鹿にしてる。悪趣味なジョークにしか思えない。尊厳もへったくれもないじゃん。

　その上、直前にロマノにヘリコプターのトラウマを思い出させるっていう念の入れよう。それで外にでて気を落ち着かせなきゃならなかった。モリスのおたんちんがマリファナなんて吸ってるから、病院に入るのが遅れたんだぞ。

　腕をヘリコプターのローターで切断されたロマノが、今度はヘリコプターの下敷きになる。これがリアルが売りのドラマのすることかな。落ちてくる火の粉に「うん？」って顔で見上げたらヘリコプターが。アップになるロマノの顔。目が張り裂けんばかりに見開かれて、叫んで、ガッシャン！まるで安っぽいアニメみたい。

　さらにひどいことに、ロマノがいないのに、誰も気付かない。普通ああいう事故があったら、点呼とかしませんか？職員の被害状況の確認って一番先にしますよね。

　亡くなる直前まで、アビーとプラットにいじわるいっぱい。プラットはやめさせられるところだったから、いい気味ロマノ、バチが当たったんだとか思われただろうな。最期くらいそっと死なせてあげてくれ。久しぶりのアンスポー、プラットをずいぶん買ってましたね。それにアビーも大活躍。これからのＥＲは、このふたりがしょって立つんだあ。

　オープニングのダミーはおもしろかったな。音楽まで悲しそうだし(笑)あと、「おう吐用のバケツ」と「おい、インド」は最後の『らしい』ロマノでした。

　２００３年の１１月に向こうでこれが放送されたとき、降板の会見とか全然なかったし、ネットでは９月末くらいから流れてましたけど、メディアでは何も言ってなかったので、いきなりあのシーンということで、かなり反響があったみたいです。ある掲示板では、放送直後からすごい書き込みで、リロードするたびにどんどんスレが伸びていって、とうとうつながらなくなっちゃいました。みんなとっても驚いてましたね。ロマノが死んで悲しいってのと、あと、死に様がひどいって怒ってた(笑)ロマノ好きな人はけっこういるんだなってうれしかったです。

　どうせなら、現場にいち早く駆けつけたところにヘリが再び爆発。とっさに患者をかばって上にかぶさって死んじゃうとか、そういうのがよかったな。で、みんなが、あの人もやっぱりドクターだったんだなって……。

　次回は追悼式。シーズン１０の感想書くのも、来週で終わりです。

第９話　「去りし者」（ＭＩＳＳＩＮＧ）
　やっぱりそうか〜な今回のお話。

　ロマノの寂しい追悼式というのは知っていましたが、きちんと映像で見ると、あらためてひどいなあと思いました。

　冒頭のスーザン、フランク、ニーラ、ガラント、プラット（人のこと言ってないで、自分のカルマについて考えたまえ）のシーン。スーザンがロマノの追悼式について読み上げ始めると、みんないなくなってしまい、スーザンだけが残される。このシュチュエーションはどこかで見たことがあると思ったら、シーズン８−２０「手紙｣の冒頭。マークの手紙をカーターが読み上げて、みんなが亡くなったことを知り、そして仕事に戻る。スーザンひとりを残して……。考えすぎかもしれないけれど、たぶんあれと呼応してる気がします。

　これだけでもう、ロマノの死が今回どういう扱われ方をするのかわかっちゃいます。

　マークが亡くなった日のＥＲは、みんながそれぞれに彼の死を悼んでいました。ロマノの場合はいつもと変わりない日常。８−２１「託す思い」のマークのお葬式とは全然違うロマノの追悼式。

　シンクロさせることにどういう意味があるのかわかりませんけれど、前回のヘリコプター同様、ずいぶん悪趣味だなと思います。

　ロマノはマンガみたいな殺され方をしただけじゃ足りなくて、その死の扱われ方もマークのパロディなのかと思ったら、ファンとしてはなんとも言えない気持ちです。

　追悼のスピーチもケリー、スーザン、アビーで押し付け合う。式には誰も出席しない。それどころかレスターなんて、うれしそうにお菓子を取りに来てました。これにはエリザベスもあいた口がふさがらなかったけど。

　病院で起きた事故に巻き込まれて、すぐそこで亡くなってるんだし、同じ職場で働いていた上司なんだし、いくらいやな人でも、それとこれとは別だと思う。

　ひょっとしてアメリカは違うの？と、放映当時見に行った掲示板では、やはりおかしいって意見がいっぱいでした。いやな人でも自分のボスのお葬式には出るって。特にケリーとスーザンは出席すべきだろうってみんな言ってました。私もそう思います。

　ロマノに家族はいないってことになってましたが、５−２０「停電」で、「今年（の母の日のプレゼント）はリムジンで思い出の場所めぐりだ」って言ってたぞ。あっけに取られるみんなに、「私にだって母親ぐらいはいる」って。

　あと、６−１７「命の選択」で、植物状態に近い患者にセントラルラインを入れたケリーを謹慎処分にしたエピ。「うちの姪は、８歳でセサミを卒業したぞ」ってケリーに言ってました。

　ファンというものは、好きなキャラのことは細かいところまで覚えているものなんです。いったいどこへ行っちゃったんだ、ロマノのママときょうだいと姪は。

　ラスト近く、ケリーが「忘れません、あの人がいたことは」って言ってましたが、しらじらしいなあ。ケリーをみそこないましたね。ＥＲのみんなも。私がＥＲをもう見ないって決めた理由のひとつは、追悼式にＥＲから誰も出席しなかったからです。

　この場面、原語ではこんな感じ。
　'You weren't the only one. He had nothing but this place,Kerry. No wife, no kids. Everything he ever had, he lost here.At the end of a life, you'd think there'd be more to say.'
　 'He'll be missed. Whether we realize it or not.'

　エリザベスは、心のこもっていない言葉が書かれたカードを、キャンドルの火で燃やします。これはエリザベスのみんなに対する抗議の気持と、あと、ロマノがきっとこうしたいだろうって思って燃やしたんだろうな。

　エリザベスだけが、ロマノの死を本当に悼んでくれました。ロマノはもうそれだけで充分じゃないかな。ファンとしても救われました。

　ロマノにさようならやありがとうを言うつもりはありません。自分の心の中では生きてますから。毒舌全開でね(笑)

　さて、今回でＥＲＸの感想を書くのはおしまいです。読んでくださって、どうもありがとうございましたm(_ _)mこれからは、シーズン４から、ロマノが登場するエピの感想をぼちぼち書いていこうと思っています。こちらとblogにＵＰします。Fic（二次創作）も書き続けますし、blogにＥＲネタでいろいろなことを書くつもりでいます。よろしかったらまた読んでやってくださいませm(_ _)m